入谷観察日記

観察日記です

酒のほそ道の話

みなさんこんいりや〜😃

 

突然ですが、皆さんは酒のほそ道という作品をご存知でしょうか?


インターネットをする人間なら一時期グルメ漫画が流行した際に「弁当晩酌」や「ソーメンなんぞで酒が飲めるか」「飲めるぜ」のシーンが有名だと思いますのでチラッとでも見たことのある人はいるんじゃないかと思います。

 

私はこの漫画、お酒の飲み方や簡単なおつまみのレパートリーなどなど色々と関心するところがあるので何周も読んでいたりします。

1話完結なのでとてもとっつきやすくて面白いです。

 

主人公の岩間宗達は古風で拘り強めなお酒大好きなサラリーマンで、日々を色んなお酒と色んな肴と共に楽しむという生活を送っています。

(初期は俳句を詠む設定があった)

 

彼には会社の同僚や上司、女友達だったり、行きつけの居酒屋の友達に、酒好きなおじさんおばさん、さまざまな飲み友達とお酒を飲むのですが(もちろん一人酒もやる)、

その中で竹股、斎藤という昔馴染みっぽい友達がいます。

 

今回はその昔馴染みっぽい友達の竹股についてのお話でほぼほぼ本編となっております。

さて、この竹股についてですが、40巻台くらいに突然、宗達、斎藤に京都で日本酒バーを経営する女性と婚約することを伝えます。

 

宗達が結婚を会社の後輩に先を越される、なんて回はこれまでもあったわけですが、今回は昔から付き合ってきた友人の結婚、なかなかに衝撃がありました。
後輩の結婚に関しては以前よりの匂わせがあったりしたので大体察するところはあったのですが、竹股の結婚については仄かな匂わせ程度でわりと突然でしたからね。(関西への出張が多い等、匂わせ自体の描写はあった)

 

繰り返し読んではいますが、そこら辺のお話になるとなんだか身近にいた存在が遠くに行ってしまったような、寂寞とした気持ちにさせられます。
宗達の結婚羨ましいなぁ…という描写も相まって、取り残されてるような切なさがあります。

友達の結婚と同僚の結婚て受け取り方が違うんだなぁ、というのをこの漫画を読んで学びました。

 

まあしかし、竹股が結婚して、自身も結婚願望を発揮しつつお酒を飲み続ける宗達ですが、本人はなかなか結婚しないので読んでいてやきもきするところがあります。

宗達自体、同僚から友達まで決して女っ気がないわけではなく、むしろお調子者な気性のおかげか交友関係は広いのです。

だからこそのもどかしさかもしれません。


個人的に、宗達は松島さんよりはかすみちゃんと結婚してほしいと思います。

なぜ松島さんよりかすみちゃんと結ばれてほしいかについては色々理由はありますが、今回は竹股の結婚が嬉しいけど寂しい、という話なのでこの話についてはしないでおきます。

 

おわり